さぁ、始めよう。幻想と科学が入り混じる彼等の奇譚を。
現代医療では追い付かない救命活動。 そこに颯爽と現れた魔法使いの医師が、次々と命を救う現代ファンタジー……
ノンノン、逆だよ、逆。
俺は、魔法が嫌いなんだよね────。
魔法大国・日本。
エピファニー・ルネサンスを皮切りに魔法医療が発展した現代日本では、13年前に魔法抗体が開発され、医療技術が革新的な進歩を遂げていた。
────そんな超自然社会でひとり、治療に一切の魔法を用いない異端児が居る!
「魔法に頼ってちゃ、治せるものも治せないでしょ?」
悪魔の看護師を従える彼・櫻田翠が挑むは社会を形作る真理。
彼のメスが運命を切り開く。 さぁ、オペラツィオンの幕開けだ。

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「………最悪な推理していい?それが、一番真実に近い気がするんだ」
エピファニー・ルネサンス、魔法革命。 1880年から1900年にかけて起こったそれは、世界基盤を覆し人類を震撼させた。 ────魔法と異界の存在の解明。 人々の間に幻想は瞬く間に普及し、科学を超えた。そして今、かの幻想は科学と共に在る。超然と日常は融合し、魔法は世界の「常識」へと上り詰めた。
日本では2013年に万の疾患を治す「魔法抗体」が開発され、幻想を取り入れた医療技術は確実に進歩を遂げていた。そんな中、とある患者の手術において、魔法医療を行った瞬間に大出血を引き起こすという医療アクシデントが発生する。安全だと裏付けられている筈の医療魔法で、何故? 魔法を一切用いない【医学界の異端児】・櫻田翠はその謎を追う。 その先にあるのは交じり合う愛と、優しい嘘が紡ぐ真実。
魔法医療の限界地点。そこで彼が、識る事になる答えとは。
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名称:シャルラッハロートの診療録